
東日本大震災により、被災されました多数の皆様、及びご家族の皆様に対し、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。

本年は十二支の五番目の歳、方位は東東南、時刻は午前八時に当ります。季節では春、陽気漸く盛んとなり、万物が変化伸長伸する時です。辰はまた、龍に当てられますが。龍は、中国では鳳凰・麒麟・亀と共に四瑞と呼ばれ、雲を起し雨を呼ぶ変幻自在の霊力を有するところから、天子・皇帝の象徴とされました。
我国においても龍は神聖視され、神宝の剣や鏡などの装飾に使われてきました。民間には龍神信仰や九頭龍伝説も残されています。
また辰(龍)は、現在の日光東照宮御社殿を造営された三代将軍徳川家光公の干支であることから、拝殿天井の百間百種の龍や陽明門の目貫の龍を始め、各所に龍の彫刻・彩画が施されております。
辰年の今年、東日本大震災という未曽有の国難からの復興の最中にある我国が、”昇龍”の勢い、神通力を得られるようにとの願いを込めて瑞兆の龍の絵馬を結わえた破魔矢をお受け頂き、家康公の御加護を頂きますよう、お願い申しあげます。
吉慶の干支の年頭に当たり、春の寿詞を奉り、皆様の御健勝とご多幸をご祈念申し上げます。
平成二十四年 元旦
名古屋 東 照 宮

名古屋東照宮
福神社